ポンコツロボットおやじ風な徒然

技術系公務員というニッチな世界を語りたい

タンポポの3/4

今朝、バタバタと家を出た時にふと足元を見ると、タンポポの綿帽子。

爽やかな春の朝にそよそよと揺れていた。

 

花が咲いて、綿帽子になって、風で種を運んで……

 

タンポポが僕らの前に姿を見せてくれるのは春の短い時期だけ。

暑い夏から寒い冬まで、タンポポの種はどこにいるのだろうか?

カンカンに照りつける夏の日差しにさらされるだろうし、幼稚園児の芋掘りでかき混ぜられるだろうし、ガチガチに地面が凍る冬も来る。

 

僕らはタンポポを忘れている。春の黄色い花が咲くまで忘れている。

 

しかし、タンポポはじっと耐え待つ強さを持っている。去年も今年も来年も。

 

タンポポはまたタンポポとして来春に帰って来る。