ポンコツロボットおやじ風な徒然

技術系公務員というニッチな世界を語りたい

雨漏り調査

ある施設の雨漏りの状況を調査に行きました。

天井のボードに雨漏りのシミが残り、一部に穴が開いていたけれど、仮にボードの落下が発生しても人への危害はない箇所だったので、その点は安心。

次に、3mほど離れたところにある天井点検口から天井内を確認するも、中は空調ダクトの銀座通りとなっていて、目的の箇所は目視では望めず。アララ。寄り付けない。

で、建物管理者曰く、軽鉄の天井内を這って行けば見えるとのこと……ちょっと待って下さい、軽鉄組みにボード貼りの天井は、人を支えれるようなものではないですよ〜。

更に話を聞いていると、雨水の外部からの浸入箇所は判明しているらしい……わぉっ、早く言って欲しかった。

浸入箇所は屋上へ出る勝手口の扉まわり。雑巾を扉下部に敷き込んだりして苦労の跡が伺えました。でも、外からその扉を確認すると、扉枠のシーリングは硬く変質してたり、框のコンクリートにズレが生じたりしていたのです。まずはこの点を修繕してもらうようにアドバイスして帰庁しました。

今回の件については、日常的な点検や通常の維持補修を行なっていれば、被害はもっと抑えられているはず。

技術系の職員がいない施設ではこんなことも多いのだろう。市内にはいっぱいあるぞ。

我々が担当する予防指導業務の大事さを感じた日でした。