ポンコツロボットおやじ風な徒然

技術系公務員というニッチな世界を語りたい

ひと言で「空調設備」と言われましても……

改修工事予算にかかる建物緊急度調査が、来週から始まる。

去年は約260施設を2ヶ月間で調査した。大変なのだ。今年もザッと200施設くらいはある。

 

調査に行くのは、建築・電気・機械職の職員で、設備(電・機)職員が建築工事について、逆に建築職員が設備工事に関して調査を行うこともある。

 

去年の調査時にも言われたのだが、「空調に関しては難しくて、目の前にあるのが何の機器かもよくわからない」らしい。「空調設備」とは難解の固まりになってしまっていた。

まぁ、勉強してくれと言いたいところだが、普段の業務の中では、実際はそうはいかんのだろう。

でも考え方を変えれば、この緊急度調査のように、集中的に多くの現物を見る機会で勉強するのが効果的とも言える。

チャンスと捉えるべきやね。

 

ということで、本日担当者を集めて空調設備のイロハ勉強会を行った。

写真付きの資料も頑張って作ったのだ。

 

まず「空調」は

「熱源」+「空気調和」+「換気」

だよってこと。

それから、

ヒートポンプと吸収式を分けて考えよう

そして、

冷温水、冷却水、冷媒の違い

はたまた、

エアハンは外気・室内とのやりとり(OA,EA,RA,SA)なんで換気もしちゃってるけど、ファンコイルはその場で室内空気を吸って吐いてしてるだけ

とか、いろんな話をしてみた。分かりやすく話し、伝わるように頑張った。

 

タブレットを活用した現地調査システムも始動させるし、来週からの緊急度調査が楽しみ。